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奥行きのある徐冷窯の中をこの様にしました。


先ず、床いっぱいの広さに厚さ1.6mの鉄板を敷きます。左端の4つの穴はグローリーホールから入った熱の引き込み口です。煙突の引きを利用して窯の温度ムラを無くそうとしています。周りの壁は60cmの高さに積み上げ、天井が付く予定です。



下に敷いた鉄板の半分の大きさに切断したものを手前に重ねて、次に同じ大きさのものを奥のスペースに重ねます。



2枚の鉄板を上に綺麗に敷いたところ。


取手の様に加工した鉄筋を奥の鉄板に溶接し、奥半分の鉄板だけを手前に引き出したり、押し戻したりできる様にしました。




奥半分の鉄板を少し手前に引き出したところ。1.6mという鉄板の厚みが強度を保ちつつ引き出すことを容易にしています。




制作翌日の朝、100度くらいに冷めた作品を徐冷窯から取り出す時に、軍手をはめて取り出すのですが、この徐冷窯の奥行きは86cmあるので、一番奥に置いた作品に手が届きません。そこで取手を溶接した鉄板を手前に引いて作品をまとめて引き出すという作戦です。




奥の鉄板を一番手前に引き出したところ。これで一番奥に置いてある作品を楽に取り出せます。




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